2014年8月29日。
新学期を前に、なにかと慌ただしい時期ではありますが、東京大学キャンパスにある伊藤国際学術研究センター中教室が満席となったBPA LIVE Vol.30。

今回のテーマは、「ビジネスプロデューサーには、なぜ禅が必要なのか」と、その組み合わせに興味を持たれた多くの方がたから体験参加をいただきました。

椅子座禅という椅子に座っての座禅では、皆様の姿勢があまりに素晴らしく、青森県にて、曹洞宗高雲山観音寺第二代住職であられる前田憲良住職は、何も伝えることはないかもしれないと思われたようですが、20分という椅子座禅の中、5分、10分と経つと、各々、雑念に囚われるようになるようでした。

しかし、それもまたヨシで、失敗というものはなく、すべては、自分のやった通りのことになるだけという言葉が、大変に印象的でした。

ビジネスプロデューサーの「己究学」と同じく、禅とは「己事究明」と言われます。
「己事」つまり「おのれ自身のこと」を究め尽くす。「自己と何か?」を探求すること、言い換えれば、「自己探求」「自己発見」ということです。

厳しい自己探求の修行の中から生まれてくる自由闊達な禅の精神により、先行きの見えない時代の中であっても、ぶれない軸を持った、本当の自分への道を探り当てていくことをめざします。

坐禅という瞑想の修行を通じて、瞑想の知恵によって自己探求することになるそうです。
そこに発見されるのは、日常的、相対的な自己を超えた「絶対的な自己」の存在です。
他人との比較の必要のない、比較しようのない、心の世界を保つこと。

そして、今回、坐禅や瞑想の体得によって、心から悩んでいる理由に気づき、うつ状態から、大きく改善されるセロトニンの話を、康復医学学会理事長の森昌夫先生にも、お話いただきました。

日本ビジネスプロデューサー協会伊藤淳理事長からは、数十億、数百億のプロジェクトを失った時の自分から脱出したのは、自らがみつけた「己究学」であったと言われます。

とはいえ、私たち凡人は、そこまで突き抜けた坐禅は、なかなか、できないものですが、短い時間でも毎日、続ける修行によって、何かを得られるのではないでしょうか。

アップルコンピューターの故スティーブジョブズもまた、日本以上に競争社会、格差社会であり、ビジネスストレス度が高いアメリカという地で、自宅や職場や道場で坐禅をする習慣を持っているアメリカ人300万人と言われている禅の愛好家の1人でした。

ビジネスプロデューサーにとって、特にストレスマネジメントにも大変有効であり、他人と比べることのできない「オンリーワン」の絶対的な自己を発見できるからこそ、ビジネス上でも、直感や新たなオンリーワンの発想を得られるきっかけになるのだと思います。

ぜひ、一日のうちの5分でも、座禅の時間を作ってみてはいかがでしょうか。
時間は、朝日の出る前の闇の中から光を感じる瞬間が良いのだそうです。
その時間にこだわることなく、「己事究明」で、自分にあった自分の時間をみつけることができるといいですね。

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