オリジナリティ(独創力)や発想力(クリエイティブパワー)は、どうやったら身につくのでしょう。
音楽や美術の世界で考えると、すべては模倣から始まっています。
しかしながら、大家と呼ばれる時代のクリエイターたちも、習作作品としての模倣の中、その人らしい特徴や個性の萌芽(オリジナリティ)が見られます。
その芽を発芽させ、独自の色をもつことができさえすれば、大家と呼ばれる勲章を持つことができるのです。
模倣だけの人は、どんなに真似る事がうまくても、それで終わってしまいます。

最初から自分の感性やインスピレーションが、世の中に受け入れられるほどに成熟度の高いものや、商品性をもっているものはありません。

あるものすべてを吸収し、そして、自分のものにする基礎を身につける。
そこには、ただただ繰り返し、動かす体力が必要となります。
真似て真似て、盗んで盗んで、繰り返し繰り返し練習すること。
それが自らの基礎となり、技量となるのです。
それを、模倣で終わらせない自己の個性を打ち出すまでに成熟することで本物の個性をもつことができるのでしょう。

そして最後は、理屈ではなく、ハッと気付いた感性を具体的な作品に昇華させることが出来るかどうかが問われます。

子ども的発想ができますか?

頭の中でさまざまな知識を、固定観念なく結びつけることができるのが子どもです。
子ども的なものの考え方を真似ることで、発想能力が飛躍的に伸びてきます。

「一体、何を考えているんだろう?」
「この人の頭の中ってどうなっているの?」
「すごい!どうしてそういう発想がでてくるの?」

独特の発想をする人は、本人にとっては頭の中できちんと関連付けされたことをいっているだけなので、別段変わったことをしてるわけでもなく、不思議なことでもないのですが、他人からは理解できない「すごさ」を持ちます。
「WHY」を感じさせた者は強い!といわれるのは、こうした理解できない「すごさ」に他なりません。
しかし、こういった発想力は、生まれ育った環境による性格に起因します。
ですから、誰もが、やろうと思っても簡単にできるものではありません。

ただ、努力して自分を磨き上げていくことは可能です。
子ども的思考だけが発想力ではありませんが、子どものように柔軟で、大人になるにつれ忘れてしまった感覚を、持ち続けている人は、大変な強みをもっていともいえます。
なぜなら、人は必ず子ども時代を過ごしているからです。
こうした発想ができる人は、何かと有利なことに違いはありません。

一般論で括れないからこそ、個性でありオリジナリティなのです。
特に創作の場では、あるもの、あったものを議論することは可能ですが、見えないものを捉えるという力が必要なのです。
夜空に輝く星を観て、そこに物語を作れますか?
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』
銀河の中に汽車を走らすという発想。
夏目漱石の『吾輩は猫である』
猫の目で、人間を見る大人が、世界中の人類の中で、どれだけいるでしょう。

表現者は自分を信じて創る者です。
職人と言われる人たちのように、技法・スキルの修得、スタイル・様式など選択・習熟等は、模倣を通して得られます。
しかし、個に関する部分に付ついては、ただひたすらに、自分を信じるしかないのです。

土に蒔いた芽が、いつ発芽するのかは謎です。
その謎も「WHY」につながる「すごさ」なのです。

そんな「すごさ」を、子どものような心で柔軟に身につけるヒントを、それぞれに持ち帰っていただく機会が、BPA LIVEにあふれています。

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