3月27日。春の息吹は始まりの季節が持つ、生命の蠢き、胎動、予感、可能性を感じさせます。
BPA LIVE Vol.13は「想像力-IMAGINATION」をテーマとしております。

フランスの作家ジュール・ヴェルヌ(著作に『十五少年漂流記』(『海底二万里』『地底旅行』『月世界旅行』等々)は、H・G・ウェルズ(著作に『タイムマシン』『宇宙戦争』『透明人間』『解放された世界』等々)とともにSFの開祖として知られ、SFの父と呼ばれています。
彼は「人間は人間が想像できることは必ず実現できる」という言葉を残しました。

 

法律家であった父からは、その想像力は竜巻のようと言われ、初恋の従妹のために密航しようとした時には、「もうこれからは、夢の中でしか旅行はしない」と約束をさせられました。
ヴェルヌは、100年も200年も前に、電気、自動車、原子力潜水艦、テレビ、ファックス、コンピューター、インターネット、ルーブル美術館が幾何学的なモチーフを元にして再建されることなどを予想しました。ヴェルヌの予想の中で、特に1968年に月を周回して地球に戻ってきたアポロ8号については、名前、発射場、素材、運行軌道、形状、かかる費用までが一致しています。

日々、今を積み重ねて暮らしていく中で、どれだけ未来のことを考える時間が持てるでしょうか。
自分のこと、周りの人のこと、社会全体のことを、「こうだったら、もっと人はステキに生きられるのに」「きっとこういう風に良くなっていくんだろう」と・・・
問題をネガティブに、はなからできないと考えるよりも、理想論といわれても、ポジティブに未来のことを考えることこそが未来を創っていく力となるのではないでしょうか。

 

何より新しいことは、人の概念を揺さぶり、価値観に波紋を起こします。
それが人間の作る社会という集団が幸せに生きていくための自浄につながるのではないかと感じます。
空腹を満たしたり、不便さが改善されたり、安全が確保できることは、もちろん重要なことです。そして、それと同じくらい、未来を思い描き見せることも、人間の生命維持としてのバイタルであると思うのです。

ヴェルヌは、明るい未来を夢みていたわけではありません。むしろ未来社会に対して脅威と悲観的な感触を持っていました。
けれど、問題があったり危険であったりするからこそ、彼の作品には、不幸と思われるような現状を、危機である場所で、自ら生き残るために知恵を出し合い、仲間同志で喧嘩し、互いを許し、守り助ける姿が描かれます。
登場人物の動きや言葉の端々には深いユーモアがあって、彼が未来の世界を憂えても、決して人間そのものには失望していなかったのだと感じられます。
想像は、人間そのものを信じるところから生まれるのかもしれません。
イマジネーションとは、ただ夢を持て、個性的であれということではなく、人間そのものへの希望を失わないことなのかもしれません。

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BPA LIVE Vol.13 想像力-IMAGINATION

【開催日時】2013年3月27日(水)午後6時00分~午後8時00分
【開催場所】銀座ブロッサム 会場名:ローズ
【主テーマ】想像力 IMAGINATION

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【第1部】18:00~18:20 ※質疑応答10分
テーマ:ビジネスプロデューサーと経営コンサルタントの違い
講演者:伊藤淳氏
内容: BPA LIVE Vol.11でお話したプランニングでは、伊藤理事長よりシナリオ作りである問いかけの重要性をお話いただきました。ロジックツリーという思考のツール(why(なぜ?だから?)を積み重ね、思考をツリー構造化し整理する方法)があります。しかし、ツリー構造のパーツ全てを完全な事実で埋めるためには膨大なコスト(時間、お金、労力など)がかかります。しかも事実の事象や数字だけで構成されたロジックツリーはスキマだらけで完成することは絶対にできません。想像力とは、この事実だけでは完成しないスキマを埋めるために必要な能力です。またビジネスをはじめ、イマジネーションはすべてのはじまりの源です。BPA LIVE Vol.13では、ビジネスにとって、イマジネーションがどのような時に湧き出て、どのように使われていくのか・・・今無いものは何か?足りないものはなにか?今あるものを、どうしたら、もっと良くすることが出来るか?今ある物を壊し、新しい物が生み出せないか?誰もやっていないことは何か?人々は何を求めているのか?価値あるものとは?・・・繰り返しそんな問いを自分に投げかけ、常に想像し、創造していく・・・ビジネスプロデューサーのイマジネーションの世界に触れて、あなたの思い、信念を現実にビジネスにするためのヒントにしてもらいたいと思います。

 

【第2部】18:30~19:40 ※質疑応答10分
テーマ: ”システム”から考えるイマジネーション(仮)
講演者: 山崎哲史氏
内容: スタニスラフスキー・システムという俳優修業のために作られたシステムがあります。20世紀最高の俳優と呼ばれたマーロン・ブランド(代表作は「欲望という名の電車」「ゴッドファーザー」等々、数知れず)は、このシステムを忠実に行ったと言われます。山崎氏いわく、「宇野重吉風にいえば、「思えば、出る」の一言なのです」とのこと。人生も芸の内なり花曇。芸も人なり。という言葉があります。どんな名役者でも思っていることが外に表れます。自分が思ってもいないことを演技してもその芸は破綻します。思いと芸(行い)が一致している状態、それこそが芸術という実として結実されるのではないでしょうか。経営者もビジネスプロデューサーにとっても、腑に落ちるのではないでしょうか。山崎氏の言葉です。
「どのような業界であれ、本質的な部分では共通することが多いと思います。まったく異業種の「俳優修業(スタニシラフスキーの著書名)」という分野で培われた考え方が、いろんな生活シーンで応用できるのではないかと考えています。」

 

【第3部】19:50~20:00
事務局からの連絡事項など

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