前回のBPAライブでは、ギリシア神話をもとに自分と仲間(父)で創り上げた翼を腕に、閉ざされた現実から空高く飛び立ったイカロスの翼をテーマに進行いたしました。どんなに傷ついても倒れても、それでも何度でも立ち上がり飛び立つ勇気と失わない希望と好奇心。翼が破れた理由を探り、利他心、オリジナリティ、仲間と、ひとつひとつを手に入れながら、果てしない自由への翼を羽ばたかせる・・・それこそがビジネスプロデューサーの生きかたであり、次の世代に伝えていく神話として語り継がれます。

今回は、日本神話の世界をBPAライブのテーマ「日本再生」の背景におきました。日本は万物すべてを神と敬い、八百万(やおろず)の神と呼ばれるほどに神様があちこちに存在します。大きな木があれば、そこには神が宿り、高い山があれば、そこにも神様はいました。
太陽にも、月にも、火にも、雷にも神様はいました。それは、地球に存在するものすべて、尊きものであるという尊敬と感謝の心があったからでしょう。
同じように神話を通じて、世界各地で自然崇拝の心は存在しています。

古来、日本人は、そうした世界中の神様をも、尊重し、排除することなく敬いの心をもち続けていました。

BPAライブでは、その神話の神々が無から有を創り出してきた時と同じマインドを思い起こしていただきたいと思います。
すべては命を生むために、そしてその命を育むために、神々はひとつひとつのものを創造してきたのです。
そこに宿る源は、人間が生きるために必要であったということ、人間の命を自然の中で息づかせるためのものであったということをビジネスプロデューサーの心にもち続けていただきたいと思います。生き残るのはビジネスという一つの手段のことではなく、ビジネスを通じて人間の命を生き、継いでいくという大きな神の目で創り上げていことを・・・

BPAライブVol.5では、月読命(つくよみのみこと)という月の神であり農を司る神が、陰暦の元となり農業に必要な作物の種や牛馬を生み出した神話から、鈴木学氏のプレゼンが始まりました。鈴木氏の提案する「半農半X的生活」は、不動産というビジネスと農を組み合わせ、さらに都市化する社会で疲弊するクリエイターや、子どもたちの食の未来のために、既得権の中で身動きのできない人々に生きる希望を与えることのできるプロジェクトです。

医の神とも呼ばれる大国主命(おおくにぬしのみこと)と重なる山本奨氏のプレゼン「ライフイノベーション」では、カナミックネットワークが世界最先端のモデル、日本の高齢化社会を、老いぼれた老人社会となるのではなく、人間が個の生きかたで生き抜くことのできる、最高の人生と最高の看取りまでを可能にする、システムという技術とアナログ的な人と人とのつながりとあたたかな目との融合が可能になるクラウドコンピューティングについて語ってくださいました。

男神「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」と女神「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」は、国造りの神と呼ばれています。伊藤淳氏が「日本再生―共創」に秘めた想いは、自分の命と引き換えに火の神を生み出した伊弉冉尊や、伊邪那岐命のように生み出した神々に試練を与えることで、次の神が成長し、新たなものを創り出されていくという神話そのもののように、ビジネスモデルやプロジェクトそのものが、日本の価値ある資源となるという、新しいグローバル視点をもったビジネスのカタチです。

神話がなぜ語り継がれてゆくのか・・・

そこには「命を継いでいく」という人間の根源的な姿が描かれているからなのでしょう。
そして、それを伝えていくための語り部がいたからこそ、今も語り継がれているのです。
BPAでは、このように神々の目をもち、誇りあるビジネスプロデューサーを日本の資源として守り育て、そしてそれを伝えていくための舞台を揃えています。
そこには「命を継ぐ」という命題を共に考え、自分とは異質である神でさえも、互いを尊重し合い、新しいカタチを創り出していく仲間たちが集うのです。地球にとっての八百万(やおろず)の神こそ、日本のリーダーでありビジネスプロデューサーの神話なのだと思っています。
共に新しい神話を創り出していきたいと思います。(小幡万里子)

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