山本奨氏の願い…カナミックネットワークに込めたライフイノベーション。

「CURE(キュア)の概念は、急性期医療的なもので「病気」あるいは「病気に侵された臓器」に着目します。
CARE(ケア)の概念は、慢性期医療的なもので、病気に着目せず、「病気によって障害をもってしまったヒトの生活」に焦点を当てた医療です。これは大きな違いであり多死時代を迎えるわが国にとってとても重要なパラダイムシフトです。
そして、バラバラになった家族や地域の中で、家族介護が崩壊している中、サポーターは誰がいいのか、それを社会全体で考えねばならない時に差し掛かっています。あるいは家族の再結束を期待したい。
CURE,CAREはどちらも必要なのですが、人は生き続けることは出来ず、結局、最後は絶対に来るのだという、そういった時のための理念・哲学をジャパンスタンダードとして世界に広めたいと思うのです。」
 
この山本氏の生き方提案に対応するのが、カナミックネットワークの情報共有システムです。

出生年別生存率曲線は、0歳時に100人いた同年の人たちが、65歳のときに何人生きているかということが表されています。
1946~1950年に生まれたいわゆる団塊の世代は、衛生状態改善、医療の進歩、食生活の変化と平和の恩恵を受け、65歳での生存率は90%以上、85歳での生存率も70%にまで上がると予想されています。ほとんどの人が死なない老人社会の到来です。ここには介護の問題を切り離すことはできません。要介護認定者の割合は75歳以降に急増するというデータがあり、介護保険は、昨年度9兆円が費やされ、今後、毎年1兆円ずつ増加し制度自体の破たんは見えています。多くの高齢者が「CARE」の面で健康に暮らすためにも、有限である社会資源(病院・施設・診療所)だけに頼らず、民間独自のサービスを各世帯に届けることが可能になるスマートシティの構築や、在宅医療を中心とした多職種連携の支援によって、「真にサステイナブルな(持続可能な)社会」を生み出すことが必須です。

90%の人が、在宅での最期を望んでいます。いかに家族、地域と共生して生きぬくか…といった新たな看取りの哲学(死生観)が求められています。
ビジネスとして、民間介護医療分野は20兆円市場が見込まれ、予防医療、介護予防、配食、見守り、リハビリセンサーネットワークといった、あらゆる人間が生きるために必要な多種多様な業種が情報共有するプラットホームが必要であり、それが実現されています。

日本の神話が生まれた時代、医の神様と呼ばれる大国主命(オオクニヌシノミコト)がいました。
「因幡の白兎」の話で有名な神様です。
多くの神は、ウサギが傷ついたのは、ワニを騙したゆえの結果で自業自得であるとさらに苦しみを与えます。が、大国主命は傷つき痛みに泣くウサギにその傷の癒し方を教えます。

平成の今。多くの科学や医療の進歩輸入、生活習慣の変化により、日本は自らが長寿国=世界最高齢化国家という現実を生み出しました。それは「因幡の白兎」のように自業自得といえるかもしれません
。医療保険、介護保険、年金、国債の借金と、さらに傷口を広げる状態も続けています。
山本氏は、多くの壁に果敢に立ち向かう大国主命のように、傷口を真水で洗い乾かす方法を教えています。その時に必要な薬草がカナミックネットワークのクラウドサービスに他ならないといえましょう。

その昔、日本社会の勢いが右肩上がりであった時代の生存率は、30から40%であったといいます。
古代日本神話の中に、国の創造神イザナギとイザナミの離別のシーンにこのような言葉があります。二柱(神の数え方)が岩を挟み、イザナミが「お前の国の人間を、1日1000人殺してやる」というと、「それならば私は、1日1500の産屋を建てよう」とイザナギは言い返します。それはまさに過去、社会に勢いのあった時の生存率と同じ割合です。

バランスというものは、とても大切でその均衡が破られた時、社会も経済も人間のコミュニケーションも破たんを迎えます。
その大きな問題に自ら人柱となりながらも、最初の一歩を踏み出し、新しいつながりや方法でこれまでにない新しい形のバランスを創り出すことこそイノベーションなのです。

「この地球のためになるものを・・・」といわれる山本氏の強い願いが医療、介護の世界にイノベーションを起こしています。(小幡万里子)

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